カーリース車の「自動車税」は誰が納税者?リース契約時に知っておきたい車の税金

費用

カーリース契約を検討する際には、税金についても知っておくことが大切です。
カーリースでも税金はかかるため、その種類や支払い方法などを正しく理解しておきましょう。

カーリースにも税金はかかります

カーリース契約では、車の所有者はリース会社であり、契約者は車の使用者ということになります。
そのため、契約者が税金を直接支払う必要はありません。

ケースによって異なりますが、直接支払う必要がない代わりに月々のリース料の中に様々な税金が含まれているということになります。

どんな税金がどれくらいかかる?
カーリースと新車購入時の税金の違いについて

車購入・新車カーリース

カーリース契約でかかる税金は、以下のとおりです。

  • 自動車税(種別割)
  • 軽自動車税(種別割)
  • 自動車重量税
  • 環境性能割
  • 印紙代
  • 消費税

新車を購入した場合も、これらの税金がかかります。
ただし、カーリース契約ではこれらの税金のうち、自動車税(種別割)と軽自動車税(種別割)は、契約者が直接支払う必要はありません。

新車購入した場合の税金の支払い

新車を購入した場合、以下の税金を支払う必要があります。

  • 自動車税(種別割):車の排気量や用途によって税額が異なる
  • 軽自動車税(種別割):車の排気量によって税額が異なる
  • 自動車重量税:車の重量によって税額が異なる
  • 環境性能割:燃費の良い車や電気自動車などの購入時に課税
  • 印紙代:車の購入契約書に貼付する印紙代
  • 消費税:車両価格に対して課税

1.自動車税(種別割)

自動車税(種別割)は、車の所有者に対して課される税金です。
車の排気量や用途によって税額が異なります。

新車を購入した場合、購入月の翌月分から翌年の3月分までの11ヶ月分を一括で納付する必要があります。
たとえば、4月に新車を購入した場合、5月から3月までの11ヶ月分の税金を納付することになります。

2.軽自動車税(種別割)

軽自動車税(種別割)は、軽自動車に対して課される税金です。

3.自動車重量税

自動車重量税は、車の重量によって課される税金です。

新車を購入した場合、購入時に3年分まとめて納付する必要があります。
たとえば、4月に新車を購入した場合、4月から翌年の3月までの3年分の税金を納付することになります。

4.環境性能割

環境性能割は、燃費の良い車や電気自動車などの購入時に課される税金です。
環境性能割は、車の排気量や燃費性能によって税額が異なります。

新車を購入した場合、購入時に納付する必要があります。

カーリース契約時の税金の支払い

カーリース契約では、車の所有者はリース会社であり、契約者は車の使用者ということになります。
そのため、契約者が直接納付する必要はありませんが、車の使用者である契約者が税金を負担することになります。
つまり、税金の金額は、リース代として支払う月額料金に含まれていることが一般的です。

カーリース契約でかかる税金は、以下のとおりです。

  • 自動車税(種別割)
  • 軽自動車税(種別割)
  • 環境性能割
  • 消費税

なお、自動車重量税と印紙代は、月額料金に含まれていないケースもあります。

自動車重量税は、車の重量によって税額が異なります。
リース会社によっては、契約時に全額を前払いする必要がある場合があるので事前に確認してください。

カーリース時の納税メリット

カーリース契約では、自動車税(種別割)と軽自動車税(種別割)は、月額料金に含まれているケースが多いため、別途支払う必要がありません。

また、法人・個人事業主の場合、自動車税(種別割)や軽自動車税(種別割)を経費に計上することができます。
そのため、カーリースを利用することで、節税対策にもつながります。

カーリース時の自動車税納付書や納税証明書の取り扱いについて

自動車税納税通知書

カーリース契約では、自動車税(種別割)や軽自動車税(種別割)の納付書や納税証明書は、リース会社から契約者に送付されます。

紛失してしまった場合など納税証明書の発行には、手数料がかかる場合もあります。
手数料は、リース会社によって異なりますので事前に確認しておきましょう。

<納付書の取り扱い>

納付書は、コンビニや銀行で納付することができます。
納付の際は、納付書に記載されている車検証の車台番号や、契約者本人の氏名や住所などを記入する必要があります。

納付書は、納付期限までに納付するようにしましょう。
納付期限を過ぎると、延滞金が発生する場合があります。

<納税証明書の取り扱い>

納税証明書は、車検や売却などの際に必要なため、大切に保管しておきましょう。

納税証明書は、車検の際に、車検証と合わせて提出する必要があります。
また、車を売却する際にも、買取業者に提出する必要があります。
紛失しないよう、大切に保管しておきましょう。

カーリース時の車に関するお金の管理

カーリース

カーリース契約では、車に関するお金の管理が簡単になります。
月額料金に、車の維持費のほとんどが含まれているため、毎月まとまった金額を支払うだけで済みます。

また、カーリース契約では、車検や点検、オイル交換などの費用もリース会社が負担してくれるため、車に関する費用を心配する必要がありません。

カーリース契約を検討する際には、月額料金にどのような費用が含まれているのかをよく確認しておきましょう。

<月額料金に含まれていない費用>

カーリース契約では、月額料金に含まれていない費用もあります。

  • ガソリン代
  • 駐車場代
  • 洗車代
  • 消耗品の交換費用
  • 任意保険料
  • 車両の修理費用(キズ・凹み等)
車検費用、税金

ガソリン代や駐車場代は、車を使用する際に必ずかかる費用です。
また、洗車代や消耗品の交換費用は、車の使用状況によって必要になる場合があります。

任意保険料は、車の契約者や車の使用状況によって保険料が異なります。
カーリース契約では、車両保険が付帯されていますが、任意保険は別途加入する必要があります。
任意保険は、車両保険に比べて保険料が安いため、補償内容を検討して加入を検討しましょう。

カーリース契約では、車に関する費用を毎月定額で支払うことができます。
車に関するお金の管理のコツを押さえることで、家計の管理をしやすくなります。

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TOYODA MOTORS

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