カーリースは、初期費用を抑え、月額料金で新車に乗れる魅力的なサービスです。
しかし、契約前にしっかりと理解しておかなければ、後悔してしまう可能性もあります。
この記事では、カーリース利用者が利用時にどんなメリットを感じたか、また失敗しないための契約内容確認についてご紹介していきます。
カーリース契約で良かった!
後悔していない人がカーリースに魅力を感じていた点 8選
カーリースは、初期費用を抑え、月額料金で新車に乗れる魅力的なサービスです。
近年注目を集め、利用者も増加しています。
実際にカーリースを利用して、「契約して良かった!」と感じている人は、どのような点に魅力を感じているのでしょうか?
1. サポート体制は充実していた
カーリースは、初めて車を持つ人でも安心な充実したサポートがついています。
車庫証明や自動車税などの手続きを代行してくれる会社もあり、車の維持管理に関する様々な相談にも応じてくれます。
2. 貯金がゼロでも新車に乗れた
カーリースは、頭金やボーナス払いなしで、月々定額料金で新車に乗ることができます。
車の購入には、まとまった資金が必要ですが、カーリースなら貯金がなくても希望の車に乗ることができます。
3. ネット申込みができる
時間や場所に縛られず、店頭に行かなくても気軽にカーリースの申込みができる業者があります。
ネット上で申込み手続きができるので、忙しい方でも簡単に利用することができます。
ただし、審査や書類提出等に関する対応はオンラインではなく、来店での手続きが必要になります。
4. 月額費用が一定
毎月の支払いを計画的に立てられる点です。
カーリースは、車検や税金などの費用も月額料金に含まれているプランが多く、予期せぬ出費を抑えられます。
5. 契約期間を1年単位で選択できた
ライフスタイルに合わせて、柔軟に契約期間を選べるプランがある場合が多いです。
1~3年単位で契約できるプランがある会社もあり、転勤や転職などライフスタイルの変化にも対応できます。
6. 車種グレードを上げても、カーリースで支払う車両価格がローンに比べて安かった
月々の支払いを抑えながら、希望の車に乗ることができます。
ローンと比べて、カーリースの方が車両価格が安い場合もあり、車種グレードを上げられる可能性があります。
7. 面倒な手続きも任せられた
カーリースは、車庫証明や自動車税などの手続きを代行してくれます。
車の維持管理に関する様々な手続きを任せられるので、時間と手間を省けます。
8. いろいろな新車に乗り換えできた
カーリース契約期間満了後は、新しい車に乗り換えられる点が魅力です。
常に最新の車に乗ることができるので、飽きることなくカーライフを楽しめます。
カーリース契約の失敗:「利用時」のしまった!ポイント
カーリースは様々なメリットがあり、多くの人にとって魅力的なサービスと言えるでしょう。
しかし、契約前にしっかりと契約内容を理解しておかなければ、後悔してしまう可能性もあります。
次は、カーリース利用時に多くの人が陥りやすい「しまった!」ポイントを詳しく解説していきます。
後悔のないカーライフを送るためにチェックしていきましょう。
1. 走行距離の制限を超えてしまった
カーリース契約には、月間または年間の走行距離制限が設けられています。
制限を超えてしまった場合、超過料金が発生します。
特に、営業車として利用する場合や、遠出を頻繁に行う場合は、走行距離制限に注意が必要です。契約前に、自身の車の利用状況を把握し、適切な走行距離プランを選択することが重要です。
2. 修理や自分好みのカスタマイズが不可
カーリース車は、原則として契約期間中に修理のみとなり、自分好みのカスタマイズはできません。
車の傷やへこみを自分で修理したい場合や、ステッカーを貼ったり車内を改造したい場合は、事前にカーリース会社に確認が必要です。
3. 不慮の事故で違約金
契約期間中に車を廃車する場合、違約金が発生します。
これは、事故による全損や盗難なども含まれます。
不慮の事故は誰にでも起こり得るものです。
万が一に備えて、自動車保険に加入し、車両保険や自損事故特約などを付帯することをおすすめします。
4. メンテナンス費用は自腹だった
車検やオイル交換などのメンテナンス費用は、基本的には自己負担となります。
月額料金にメンテナンス費用が含まれているプランもありますが、オプションとなる場合が多いため、契約前に確認が必要です。
5. 車の運転に気を遣う
カーリース車は自分の車ではないため、傷や汚れに神経質になり、車の運転に気を遣ってしまう人もいるようです。
必要以上に神経質になる必要はありませんが、故意に車を傷つけたり、汚したりすることは避け、丁寧に使用することが大切です。
6. 中古リース車は想像以上に古かった
中古リース車は、年式や走行距離が気になる場合があります。
中古リース車を検討する場合は、事前に車体の状態をしっかりと確認し、想像以上に古く、状態が悪い車にならないよう注意が必要です。
カーリース契約の失敗:「支払時」のしまった!ポイント
カーリースは、月額料金で新車に乗れる魅力的なサービスです。
しかし月額料金以外にも様々な費用が発生し、契約後に後悔してしまうことがあります。
契約内容をしっかりと確認し、家計に無理のない支払計画を立てることが重要です。
1. 月額料金以外の維持費が高い
月額料金以外にも、自動車保険料、駐車場代、ガソリン代、任意保険、洗車代など、車の維持にかかる費用は自己負担となります。
特に、都市部に住んでいる場合や、車を頻繁に使用する場合は、駐車場代やガソリン代などの維持費が月額料金を大きく上回る可能性があります。
契約前に、月額料金以外の維持費もしっかりと把握し、家計に無理のない支払計画を立てることが重要です。
2. 定額でなく、ボーナス払いが必要だった
月額料金に加えて、ボーナス月にまとまった支払いが発生するプランもあります。
ボーナス払いを選択する場合は、ボーナス月の支払額をしっかりと把握し、ボーナスで確実に支払えるかどうか確認が必要です。
ボーナス支給が遅れたり、減額されたりした場合、支払いが困難になる可能性があります。
3. 途中で定額支払いが辛くなった
収入減少や失業などにより、途中で定額支払いが辛くなることがあります。
カーリース契約は中途解約が難しく、違約金が発生します。
収入が不安定な方は、無理のない支払額設定や、中途解約手数料の少ないプランを選択することをおすすめします。
カーリース契約の失敗:「ライフスタイル変化時」のしまった!ポイント
ライフスタイルの変化によって、現在の車が不要になったり、転勤などで車を手放したくなったりする場合があります。
そのような状況で、事前にしっかりと確認しておかなかった場合、「しまった!」と後悔してしまう可能性があります。
ライフスタイルの変化によって、思わぬ出費が発生する可能性があります。
次のポイントを事前に確認し、自分に合ったカーリースを選ぶことで、後悔のないカーライフを送ることができます。
契約前に不明点は、カーリース会社に相談して解決しておきましょう。
1. 契約中に車不要になっても支払い発生
転勤や転職などで車が不要になった場合でも、契約期間満了まで月額料金を支払い続ける必要があります。
中途解約は可能ですが、違約金が発生するため、経済的な負担が大きくなります。
ライフスタイル変化の可能性を考慮し、短期間の契約プランを選択したり、中途解約手数料の少ないプランを検討することをおすすめします。
2. 中途解約の違約金
カーリース契約は、中途解約が難しく、違約金が発生します。
違約金は、契約期間や残りの支払回数によって計算されますが、月額料金の数ヶ月分から数万円程度になる場合が多いです。
契約前に、違約金の計算方法をしっかりと確認し、中途解約の可能性を考慮した上で契約を検討しましょう。
3. 残価精算による支払い
契約満了時に、車の残存価値を支払う必要があるプランがあります。
残価精算額は、契約当初に設定された残価率と車の状態によって決まります。
車の状態が悪い場合や、走行距離が超過している場合は、想定よりも高い残価精算額を支払う必要があり、経済的な負担が大きくなります。
契約前に、残価精算額の計算方法と、車の状態や走行距離による影響をしっかりと確認しましょう。
4. 原状回復費用
契約満了時に、車を元の状態に戻す必要があるため、原状回復費用が発生します。
車内に汚れや傷がある場合は、修理費用やクリーニング費用を負担する必要があります。
契約前に、原状回復費用の基準をしっかりと確認し、車内を清潔に保ち、傷をつけないように注意しましょう。
カーリース契約の失敗:「契約終了時」のしまった!ポイント
カーリースの契約終了時に、思わぬ落とし穴があり、「しまった!」と後悔してしまう可能性があります。
例えば車の返却が必要であったり、カーリースの総額が購入よりも費用が高くなったといったこと等があります。
後悔しないために、以下のポイントを参考に契約終了の返却手続きはどのような流れになるのか、どんな書類が必要なのか等をしっかりと確認しておきましょう。
1. 車の返却が必要で自分のものにならない
カーリースは、車の所有権はカーリース会社にあり、契約終了時に車を返却する必要があります。
契約期間満了後は、新しい車に乗り換えたり、車を買い取ることもできますが、自分のものにはなりません。
車を長く乗り続けたい方や、車を自分のものにしたい方は、カーリースではなく、購入を検討することをおすすめします。
2. 購入した方がカーリース総額費用よりも安い
長期的に見ると、カーリースよりも購入の方が費用が安くなる場合があります。
カーリースは、月額料金に車両代金、金利、メンテナンス費用などが含まれているため、長期契約になると総額費用が高くなります。
車の利用頻度や走行距離が多い方は、購入の方が費用を抑えられる可能性があります。
3. 契約終了後に返却が必要だった
契約終了時に、車を返却する必要があることを忘れてしまうことがあります。
返却手続きを怠ると、延滞金が発生するだけでなく、車の査定額にも影響が出る可能性があります。
契約終了前に、返却手続きの流れや必要書類などをしっかりと確認しておきましょう。
カーリースで失敗しないために!
契約時のチェックポイント 14項目
カーリースは、多くのメリットがある一方で、契約前に確認しておかなければ後悔してしまう可能性があります。
下記の14項目のチェックポイントを参考に、自分に合ったカーリースを選ぶようにしましょう。
1 | 残価精算 | ・契約満了時に車の残存価値を支払う必要があるプランかどうか ・支払額は車の状態や走行距離によって支払額が変動 |
2 | ライフスタイルに合った契約期間の選択 | 中途解約の違約金を避けるため、転勤やライフスタイルの変化を考慮し、自分に合った期間を選択する |
3 | 走行距離制限 | ・月間または年間の走行距離制限が設けられている場合がある ・制限を超えると超過料金が発生するため、 車の利用状況を把握した上でプランを選択 |
4 | 車の改造やカスタムの制限 | ・原則として契約期間中に改造やカスタム不可。 ・契約違反にならないように、やりたい事は事前にカーリース会社に確認し、許可を得る |
5 | 原状回復費用も補償できるメンテナンスプランの有無 | ・契約満了時に車を元の状態に戻す必要あり ・原状回復費用が発生 ・契約終了時の費用を抑えるために補償内容が充実したメンテナンスプランを選択 |
6 | 車がもらえるプランやオプションの有無 | 契約終了後に車を所有できるプランやオプションあり |
7 | ネット申し込み特典 | ・ネット申し込み限定の割引や特典がある場合もあり (初期費用割引など) ・申し込み前に各社のキャンペーン情報を比較 |
8 | 同じ車種の他社相みつ比較 | ・複数のカーリース会社で月額料金やサービス内容を比較 |
9 | 支払い可能な月額費用設定 | ・家計を圧迫しない範囲で支払える月額費用を設定 ・ボーナス払いなどの支払い方法も検討 |
10 | 支払総額を把握する | ・契約期間中の支払い総額を確認 ※ボーナス払いなどの支払い方法も含めて、正確な支払総額を確認することが重要 |
11 | 月額料金に含まれる項目を把握する | ・自動車税や車検費用など月額料金に含まれる項目は、車種やプランによって異なる ・必要な項目が全て含まれているかどうか確認 |
12 | 契約方式 オープンエンドかクローズドエンドか | オープンエンド方式 ・契約満了時に車の残存価値を支払う ・支払総額が高くなる可能性がある クローズドエンド方式 ・支払総額が明確 ・車種やプランの選択肢が少ない |
13 | カーリース契約 メリット・デメリットの理解 | ・初期費用を抑えられる ・月額料金で新車に乗れる ・走行距離制限がある ・契約期間中に解約できないなど |
14 | 支払いができなくなった時の対処 | ・事前に相談窓口を確認しておく※収入減少や失業などで支払いができなくなった場合、カーリース会社に相談しましょう。 支払い方法の変更や、契約期間の延長などの解決策を検討してくれる可能性があります。 |
まとめ
カーリースは、初期費用を抑え、月額料金で新車に乗れる魅力的なサービスです。
しかし、契約前にしっかりと理解しておかなければ、月額料金以外にも様々な費用が発生する等、後悔してしまう可能性があります。
契約前に確認した方がいいチェックポイントを14項目挙げました。
特に支払に関係してきますので月額料金以外の維持費、ボーナス払いの有無、中途解約手数料などはしっかりと確認し、家計に無理のない支払計画を立てることが重要です。
これらのポイントを事前に確認し、自分に合ったカーリースを選ぶことで、後悔のないカーライフを送ることができます。