カーリースでは、カーローンと同様に審査があります。
審査に通らないと、カーリースを利用することはできません。
カーリースの審査に通りにくい人の特徴
審査報告書で虚偽の記載をしている人
審査報告書は、申込者の収入や勤続年数、借入状況など、審査に必要な情報が記載されています。この書類に虚偽の記載があると、審査に落ちるだけでなく、後の契約解除や損害賠償の対象となる可能性があります。
携帯を複数台ローンで購入している人
携帯電話の分割払いは、ローンと同じように信用情報機関に記録されます。
携帯を複数台ローンで購入している人は、借入れが多く、支払い能力が低いと判断され、審査に通りにくくなります。
支払金額に対して年収が低い、もしくは収入が不安定な人
カーリースの月額料金は、車両価格や残価、契約期間などによって決まります。
月額料金が年収に対して高すぎると、返済が困難になると判断され、審査に落ちる可能性があります。
また、収入が不安定な人も、支払い能力が低いと判断され、審査に通りにくくなります。
過去に支払いが遅れてブラックになっている人
クレジットカードや携帯電話料金などの支払いを遅延すると、信用情報機関に記録されます。
この記録は、一定期間消えないため、過去に支払いが遅れたことがある人は、審査に通りにくくなります。
住宅ローンやクレジットカードなどの審査に落ちている人
住宅ローンやクレジットカードなどの審査に落ちた人は、支払い能力が低いと判断され、カーリースの審査にも通りにくくなります。
自己破産の経験がある人
自己破産は、借金の返済が困難になった場合に行う手続きです。
自己破産をすると、一定期間、新たな借入れができなくなります。
また、自己破産の記録は、信用情報機関に5~10年間残るため、審査に通りにくくなります。
連帯保証人がいない人
カーリースの契約は、申込者とリース会社との契約です。
しかし、万が一申込者が支払いを滞納した場合、リース会社は連帯保証人に請求することができます。
連帯保証人がいないと、申込者が支払いを滞納した場合、リース会社は車両を回収するしかなく、申込者は損害を被ることになります。
カーリースの審査に通りやすい人の特徴
正社員や公務員など安定収入がある人
正社員や公務員は、勤務先や勤続年数が明確で収入が安定しているため、審査に通りやすい傾向にあります。
勤続年数が長い人
勤続年数が長いほど、収入が安定していると判断され、審査に通りやすい傾向にあります。
持ち家に住んでいたり、土地、不動産を所有している人
持ち家に住んでいたり、土地、不動産を所有している人は、資産があるため審査に通りやすい傾向にあります。
税金、携帯料金など支払いの滞納、未納がない人
税金や携帯料金などの支払いを滞納していない人は、支払い能力があるため、審査に通りやすい傾向にあります。
借金や多重ローン、複数からのキャッシングなどがない人
借金や多重ローン、複数からのキャッシングなどがある人は、支払い能力が低いと判断され、審査に通いにくくなります。
アルバイトや主婦でも審査に通る可能性がある
アルバイトや主婦でも、安定した収入があれば、審査に通る可能性があります。
ただし、勤務先や勤続年数、収入額などによっては、審査に通らない場合もあります。
カーリースの審査で落ちてしまう理由
カーリースの審査に落ちる可能性がある理由は次のようなことが挙げられます。
- 年収が低い
- 勤続年数が短い
- 債務履歴がある
- キャッシングなどの借入れや多額のローンがある
- 未成年である
- 賃貸物件に住んでいる
- 虚偽の申告
カーリースの審査で見られるポイント
カーリースの審査では、以下の3つのポイントを重視されます。
カーリース審査で見られるポイント1:年齢
一般的に、20歳以上65歳未満が審査対象となります。ただし、カーリース会社によっては、年齢制限を設けている場合もあります。
カーリース審査で見られるポイント2:収入
月額料金の支払いが困難にならないように、申込者の収入が審査されます。
年収や勤務先、雇用形態や勤続年数などから、申込者の収入が安定しているかどうかが判断されます。
カーリース審査で見られるポイント3:資産や信用情報
申込者の資産や信用情報が審査されます。
持ち家や土地などの資産がある場合、支払い能力があると判断され、審査に通りやすくなります。
また、過去に支払いの遅延や債務整理などの履歴がある場合、支払い能力が低いと判断され、審査に通りにくくなります。
カーリースの審査に必要な期間
カーリースの審査に必要な期間は、一般的に3~5営業日程度です。
ただし、審査内容によっては、さらに時間がかかる場合があります。
カーリースの審査に必要なもの
カーリースの審査に必要なものは、以下のとおりです。
- 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
- 収入証明書(源泉徴収票、給与明細など)
- 勤務先の証明書(在籍証明書、社員証など)
- 免許証
- 自賠責保険証
カーリース審査がカーローンの査定基準の違い
カーリースとカーローンは、どちらも車両を借りるサービスですが、審査基準には以下の違いがあります。
項目 | カーリース | カーローン |
頭金 | 不要 | 必要 |
月額料金 | 車両価格の残価を分割払い | 車両価格を分割払い |
審査基準 | 収入、勤続年数、信用情報 | 収入、勤続年数、資産、信用情報 |
カーリースの審査を通りやすくするためのポイント
カーリースの審査を通りやすくするためには、以下の8つのポイントを押さえましょう。
1.収支計画を立てる
月額料金が支払えるかどうか、収支計画を立てて確認しましょう。
2.支払遅延がないか、ブラックリスト入りしていないか確認する
クレジットカードや携帯電話料金などの支払いを遅延していないか、信用情報機関で確認しましょう。
3.安定した収入のある家族の名義で申し込む
正社員や公務員など、安定した収入のある家族の名義で申し込むと、審査に通りやすくなります。
4.連帯保証人をつける
万が一申込者が支払いを滞納した場合に備えて、連帯保証人を立てると、審査に通りやすくなります。
連帯保証人をつけることで、万が一申込者が支払いを滞納した場合でも、リース会社は連帯保証人に請求することができます。
連帯保証人には、正社員や公務員など、安定した収入のある人が望ましいです。
5.車種グレードを下げ、リース料金を安くする
車種グレードを下げることで、リース料金を安くすることができます。
リース料金が安くなれば、審査に通る可能性が高まります。
6.ファミリーカーとして申し込む
ファミリーカーとして申し込むと、ビジネス用途に比べて審査に通りやすい傾向にあります。
家族構成や利用用途を明確にして、ファミリーカーとして申し込むとよいでしょう。
7.頭金を払う
頭金を払うことで、月額料金を安くすることができます。
月額料金が安くなれば、審査に通る可能性が高まります。
8.虚偽申告をしない
審査報告書に虚偽の記載があると、審査に落ちるだけでなく、後の契約解除や損害賠償の対象となる可能性があります。
カーリースの審査が通らなかった時の対処法
カーリースの審査に落ちてしまった場合は、以下の対処法を実施してみましょう。
1.審査に落ちた原因を突き止める
2.連帯保証人を見つける
3.家族名義で申し込む
4.車種やデザインにこだわらず、自分に合ったカーリースプランを選ぶ
5.頭金を払う
6.カーリース会社を変えてみる
カーリース会社によって審査基準が異なるため、複数のカーリース会社を検討するのもおすすめです。
ブラックリスト掲載者ができるカーリース審査対策
ブラックリスト掲載者は、カーリースの審査に通るのが難しい傾向にあります。
しかし、以下の対策を講じることで、審査に通る可能性を高めることができます。
- 連帯保証人をつける
- 車種グレードを下げ、リース料金を安くする
- ファミリーカーとして申し込む
- 頭金を払う
その他の具体的な対策としては、以下のようなものが挙げられます。
- 支払遅延を完済して信用情報を改善させる
- 信用情報機関に登録されている情報を確認する
- カーリース会社に相談する
カーリース会社によっては、ブラックリスト掲載者向けの審査基準を設けている場合があります。カーリース会社に相談することで、審査に通る可能性を高めることができます。
なお、ブラックリストの掲載期間は、事故や債務整理の状況によって異なりますが、一般的に5~10年程度です。ブラックリストの掲載期間が終了すれば、審査に通る可能性が高まるため、焦らずに待つことも大切です。
カーリースの審査に不安な方へ
カーリースの審査に不安な方は、以下の方法を検討してみてください。
お試し審査で事前に審査に通るか調べる
多くのカーリース会社では、お試し審査を実施しています。お試し審査では、審査に必要な書類を提出するだけで、審査に通るかすぐに分かるので、審査に不安な方はぜひ利用してみてください。
審査不要のカーリース会社を利用する
一部のカーリース会社では、審査不要のプランを用意しています。
審査不要のプランでは、収入や勤続年数、信用情報などの審査がないため、誰でも申し込むことができます。
ただし、審査不要のプランは、月額料金が高くなる傾向にあります。
まとめ
カーリースの審査に落ちてしまうと、カーリースを利用することが出来ません。
審査に落ちてしまった場合は、審査に落ちた原因を突き止めて、対策を講じましょう。
また、カーリースの審査に不安な方は、お試し審査や審査不要のカーリース会社を検討してみてください。
以下に、カーリースの審査に通りやすくするためのポイントをまとめます。
- 収支計画を立てて確認する
- 支払遅延がないか、ブラックリスト入りしていないか確認する
- 安定した収入のある家族の名義で申し込む
- 連帯保証人をつける
- 車種グレードを下げ、リース料金を安くする
- ファミリーカーとして申し込む
- 頭金を払う
- 虚偽申告をしない
これらのポイントを押さえることで、カーリースの審査に通る可能性を高めることができます。